西武・山川 気合の3年連続キング獲り宣言「もし100試合でも40本打ちたい」

[ 2020年5月23日 05:30 ]

チーム練習で打撃練習する西武・山川(球団提供)
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 西武の山川がメットライフドームの練習後にオンライン取材に応じ、3年連続本塁打王に照準を定めた。最短6月19日の開幕に向け「もちろんそのつもりで練習している」とキング獲りを宣言。試合数が削減される状況だが「試合数が143試合でも、もし100試合でも40本打ちたい」と頼もしかった。

 18日から始まったチーム練習でも強度を上げている。打撃練習でも柵越えを放ち、さらに「キャンプよりきついことをやっている。10本ダッシュを50本にしたり、ロングティーは(柵越えを)100打つまで帰らない」と自覚も十分。4番が果たす役割にしっかりと視線を向けている。

 昨季は43本塁打ながらシーズン中盤で不調に陥り、不振で8月11日のロッテ戦から中村に4番を明け渡した。今季は辻監督の信頼を得るために打撃の幅を広げ、昨季2本だった逆方向へのアーチにも磨きをかけている。辻監督は既に山川の「開幕4番」を明言しており、主砲も「どうやって打つかだけを考えている」と燃えている。

 大相撲の御嶽海に似ているため、昨季から始めた本塁打を打った際の「どすこいポーズ」。その御嶽海からも期待され「やる。無観客でもやります」と、きっぱり言い切った。

 「自主練習中はファンの力が必要なことを感じた。いろいろ情報発信したが、本来は野球で恩返しするべき。無観客でも熱い試合をする。死に物狂いでやる」。困難に直面したシーズンで、レオの4番は本塁打を量産する。(大木 穂高)

 ≪3年以上連続本塁打王は過去5人≫過去に3度以上本塁打王になった選手は15度の王貞治(巨)を筆頭に18人いる。そのうち3年以上連続は王13年=62~74年、野村克也(南海)8年=61~68年、中西太(西鉄)4年=53~56年、デストラーデ(西)3年=90~92年、バレンティン(ヤ)3年=11~13年の5人が獲得している。

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