広島・大瀬良 63日ぶりVS打者で進化!新兵器シュートで「横の幅」

[ 2020年5月23日 05:30 ]

実戦形式の練習で会沢を相手に投げる大瀬良(撮影・奥 調)
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 2年連続2度目の開幕投手を務める広島の大瀬良大地投手(28)が22日、マツダスタジアムで行われたチーム練習で実戦形式の打撃投手を務め、打者14人に42球を投げた。打者に投げるのは「幻の開幕」となった3月20日の中日との練習試合以来63日ぶり。習得中の新球シュートに一定の手応えを得るなど、最短で6月19日を目指す開幕に向け、大きな一歩を踏み出した。

 堂林への初球。大瀬良が投じたシュートは、コースは甘くても、止めたバットに当たった打球は力のない二ゴロになった。

 「右打者に初めて投げた。ど真ん中だったけど、ああいう反応をしてくれるのなら、もっと厳しくいけば使い物になるな…と」

 カットボールやスライダーが主体で、打者には想定外の逆に曲がる変化球。「これまでにない感覚。投げていて面白い」。十分な収穫だった。

 打者14人に42球を投げた。1セット20~30球の想定で2セット。「抑えるのが一番だけど、最初なので結果は気にせずに投げた。カットボールが抜けていたので、そこは修正しないといけない」。菊池涼に甘いカットボールを左翼席へ運ばれるなど、安打性の当たりは5本を数えた。直球は最速145キロ。それでも最短6月19日を目指す開幕に向け、右腕の視界は良好だ。

 開幕が延期され、実戦の場がなくなっても、貪欲に進化を模索した。4月初旬のブルペンで「いつか苦しくなった時の引き出しになれば」とシュートを試投する大瀬良の姿があった。3月のオープン戦では新たなフォークボールの握りを試した。本来の開幕日だった同20日の練習試合ではカーブを多投。この期間だからこそ可能な取り組みに励んだ。一方で4月11日には1回15球を目安にインターバルを入れながら146球を投げるなど、シーズンを想定した投球へとステップを踏んだ。

 「この感じなら(6月)19日に合わせながら何の問題もなく調整できると思う。開幕日がどこになろうとも、準備できるかな…と感じました」

 無観客での開幕は確実となっている。しかし、前日からマツダスタジアムでは、最大500人を限度に観客席を一般開放。ファンの熱い視線も背に受けたエースが、仕切り直しへ自信を深めた。

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