福田秀 ロッテの“熱男”宣言!「元気」&「声」で若手引っ張る
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ロッテ・福田秀平外野手(31)がスポニチ本紙のインタビューに応じた。昨オフ、フリーエージェント(FA)宣言でソフトバンクから移籍。オープン戦では打率・375をマークするなど早くも存在感を増している。「熱男」のパフォーマンスなど球界屈指の元気印である古巣の先輩・松田宣浩内野手(36)のように、新天地ではムードメーカーとして若手を引っ張ることも宣言した。(聞き手・横市 勇)
――現在は世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、プロ野球界もシーズン開幕を延期し、練習試合さえもできない前代未聞の事態に陥っている。
「東京五輪も延期になっているし、プロ野球も開幕延期になるのは当然だと思っています。でも、野球選手にできることは野球しかないですからね」
――新天地に移籍し、オープン戦で2位の打率・375をマーク。順調な仕上がりが際立っていた。
「開幕を3月20日に合わせてきたので…。コンディションが良くて状態がいいときは“ある程度の結果は残るな”という感じは昨年から自分の中で持っていました。でもシーズンは長い。オープン戦でも前半は良かったけれど、最後はよくなかった。悪いときにどうやるかがプロ野球。一流の選手は立ち直りが早いですからね」
――いい結果を残せた理由は?
「とにかく相手の球をシンプルに打ちにいくことができている。それが好調のときの打てる要因だと思います。その考え方は、昨年から一緒ですね。技術的な取り組みも、昨年から変えていません」
――ここ数年で変わったことは?
「(狙い球を絞る)目付けですかね。どうしても、3年前までは一日1打席のチャンスをもらえるか、もらえないか。先発で出場しても、今日打てなかったら次の日は出られない。そんな中でやってきたので“見逃し三振をしたくない”とか思っていました。一昨年ぐらいから“目付けをしっかりして、打てないボールは仕方ない”と思えるようになった。割り切りですね」
――オープン戦、練習試合で3本の先頭弾。打撃練習から角度ある打球を打っている。
「若い頃は違いました。打撃練習での意識はゴロを打たないということだけです。(ホークス時代に)柳田とか、川島さん、スコアラーさんから“長所を消しているよ”と言われて、自分の中で変化というか、変えていこうと思いました。それがきっかけですね」
――開幕で戦うはずだったソフトバンクとは20日から3連戦を実施。3年連続日本一の古巣の強さは、敵となってどこに感じたか?
「やっぱり元気。松田さんがどれだけ大きな存在なのかを改めて感じました。その前も川崎宗則さん、小久保裕紀さん、松中信彦さんが大きな存在だった。ベテランが率先して元気を出し、それに引っ張られて若手も声を出す。ベンチ内でもっと会話をしないといけない。会話というのは、情報提供であって“相手投手が投げた今の球はどうだった”とか、もっとコミュニケーションを取って、なおかつ元気を出して野球をやるのが大事」
――元気の重要性をロッテに伝えたい?
「この前は無観客試合だったので松田さんの声はとても響く。ときにはベンチから笑いも出て盛り上がる。そういう部分はマネしないといけない。僕は松田さんを尊敬しているし、自分もそういう存在になれるように頑張りたい。“若手に声出せ!”というのは簡単だけど、感じてもらわないといけない。僕が“声を出せ!”ということはせず、自分が率先して声を出していきたいと思っています」
――元気にスランプはない。
「人間はやっぱり、調子が悪いときに声が出なくなるものなんです。でも、そういうときに若い子が僕をいじってくれてもいい。“いつもより声出ていないですね”と言ってくれてもいい。そうなると、ベンチの中でまた会話が生まれて、笑いが起きて、明るくなる。松田さんのように元気を出してきたい」
――最速163キロ右腕のドラフト1位・佐々木朗、前阪神の鳥谷といった今季の注目選手と同僚になった。
「(佐々木朗は)僕が今まで見た中で一番の投手だと思います。人と比べることはできないけれど直球はとんでもないですよ。鳥谷さんとプレーできることは、めちゃくちゃ楽しみです。あれだけのレジェンドなので…、野球する姿を見て、僕自身も学ぶことが多いと思うんですよね」
――改めて今季の目標は?
「今季の目標は、まず規定打席に達すること。そのために一日一日をいい準備をする。とにかく目の前ことを必死にやるだけです」
◆福田 秀平(ふくだ・しゅうへい) 1989年(平元)2月10日生まれ、神奈 川県出身の31歳。多摩大聖ケ丘から06年高校生ドラフト1巡目でソフトバンク入団。10年4月30日のロッテ戦に代走で1軍初出場。11年に登録を内野手から外野手に変更。15年には歴代1位(当時)の32回連続盗塁成功を樹立。昨季は80試合で打率.259、26打点、9本塁打。1メートル82、77キロ。右投げ左打ち。
【取材後記】インタビュー取材を行ったのは24日。ZOZOマリンでの練習を終え、福田秀が用意された部屋に入ろうとした時、少し離れたところで群がる報道陣を発見した。「佐々木くんの取材が始まるんですか?」この日はドラフト1位・佐々木朗がプロ入り後、初めてフリー打撃に登板した日。注目ルーキーの囲み取材がいつ始まってもいいように各社が準備している状況だった。「もし、始まったらインタビューを中断して、そっちの取材に行ってください。大人の事情ぐらい分かりますから。大丈夫ですよ」。優しい笑顔で言ってくれた。幸いにもインタビューを中断することなく佐々木朗の取材にも間に合った。駆け足での質問攻めにも嫌な顔をせず丁寧に答えてくれた。この男を応援したい。素直にそう思った。
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