広島・会沢 コロナ感染拡大に葛藤も…「開幕4・24に合わせるのがプロ」

[ 2020年3月30日 05:30 ]

広島の会沢
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 広島は29日、本拠地マツダスタジアムで3日間のミニキャンプをスタートさせた。新型コロナウイルスへの感染が全国的に拡大する中、プロ野球界でも阪神・藤浪らへの感染が判明し、4月24日を目指す開幕は不透明な状況。会沢翼捕手(31)は不安、葛藤を吐露しながらも「(目指すと決まった以上)24日に合わせるのがプロ」と、強い覚悟でナインの思いを代弁した。

 マツダスタジアムで再開した全体練習は2日目。軽めに終わった前日28日とは一転、ミニキャンプと位置づけ、野手陣は隣接する屋内練習場で午後からバットを振り込んだ。リーダー格の会沢も額に大粒の汗を浮かべて白球に対峙(たいじ)した。

 「開幕が4月24日と言われているので、そこに合わせていかないといけない。暗く練習しても仕方がないし、チーム(の雰囲気)を明るくしてやっていけば…と思う」

 日本のみならず、新型コロナウイルスへの感染者が世界中で急増する苦境。プロ野球界でも阪神・藤浪らへの感染が初めて判明し、選手間の感染拡大すら懸念される新たなフェーズに入った。会沢自身「人ごとじゃない」と危機感を募らせる。

 「身近に起こることが分かった。予防などをよりキッチリやっていかないといけない…と改めて感じた」

 当初3月20日だった開幕は、情勢悪化に伴って2度順延。前例のない事態に直面し、会沢は「自粛ムードがある中、こういう練習をしていいのか葛藤がある。開幕できるのかという不安も大きい」と正直な思いを打ち上げる。それでも、次の言葉には力を込めた。

 「どうなるかわからないけど、(目指すと決まった以上)24日に合わせるのがプロ。それが仕事なので」

 厚い人望を持つ前選手会長。それはまたナインの思いを代弁するものでもあった。実際「みんな去年の悔しさを忘れていないし、やってやるんだという思いは強い。先行きは不透明だけど、4月24日に向かって一丸になっていると感じる」と、精力的に動く野手陣を誇らしげに見つめた。

 複雑な思いを胸中に抱きながらも、目指す4・24へ向かって一歩一歩前進する31歳、そしてナイン。球春到来の響きが待ち遠しい。(江尾 卓也)

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