日本ハム・城石コーチが救急搬送 左膝打球直撃後に倒れ顔面強打 頭部異常なく「下顎部の打撲」

[ 2020年2月12日 19:48 ]

2軍キャンプ地・国頭のグラウンド内に入ってきた救急車にストレッチャーで運び込まれる日本ハム・城石2軍内野守備コーチ
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 日本ハムの城石憲之2軍内野守備コーチ(46)が12日、2軍キャンプ地・国頭での練習中に倒れ、救急車で緊急搬送されるアクシデントがあった。

 栗山監督と並んで打撃ケージ脇で打撃練習を見守っている最中だった。突然、突っ伏すように倒れ、栗山監督の「大丈夫か」の声でトレーナーや選手らが駆け寄り、球場にいた400人のファンも含めて周囲が騒然となった。直前には防球ネットの支柱に当たってはね返った打球が左膝に直撃。一度は「大丈夫」という仕草を見せていたが、球団発表によると、しばらく間を置いて倒れたのはこの直撃の影響だったという。その後、救急車で名護市内の病院へ搬送されたが、精密検査の結果、頭部の異常はなし。倒れた際に顔面を強打し「下顎部の打撲」と診断された。

 当面は入院して治療に努め、復帰時期を探る方針。報告を受けた栗山監督は「心配でたまらない。ただ、少し明るいのは、変なことにはならないかな、という感じになっている」と大事に至らず、ホッとした様子だった。城石コーチは前日にヤクルト時代の恩師だった野村克也氏の訃報を受け「“野球は考える時間があるスポーツだ”という言葉が心に残っている。その言葉は現役の間はもちろん、コーチになってからも心の根底にある」などと悼んでいた。

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