ソフトバンク 4連勝で2年連続下克上 3年連続日本シリーズ進出!下位チーム4連勝はパでは初

[ 2019年10月13日 17:57 ]

パ・リーグCSファイナルステージ第4戦   ソフトバンク9―3西武 ( 2019年10月13日    メットライフD )

<パCSファイナル 西・ソ4>6回1死二塁、2ランを放った今宮(右)を出迎える工藤監督(撮影・尾崎 有希)
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 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦が13日、メットライフドームで行われ、3勝1敗で迎えたソフトバンクが、4連勝でリーグ2位から3年連続の日本シリーズ進出を決めた。3連勝の勢いそのままに、3本塁打を含む5安打6打点の今宮の大活躍などで9―3で大勝した。

 西武は今シリーズで1勝もできず、4連敗で通算1勝4敗(西武のアドバンテージ1勝含む)となり、2年連続のCS敗退が決まった。下位チームが優勝チームに4連勝するのは、パ・リーグのCSでは初。

 3回、今宮のソロ本塁打で先制。4回にも、グラシアルのソロ本塁打で2点を追加。西武先発・本田をマウンドからKOすると、代わった2番手・平良から、1死一塁で、甲斐が左適時2塁打を放ち、松田が生還し、リードを3点に広げた。

 4回、5回に1点ずつ返され、1点差とされた6回1死二塁、今宮が3番手・松本航の2球目のストレートを完璧にとらえ、左翼席へ。この日2本目となる2ランで引き離した。6回に1点を奪われた直後の7回、1死三塁で代打・長谷川が右線適時2塁打で再び突き放すと、なおも、今宮のこの日4打点目となる適時安打も生まれた。さらに、9回にも、今宮が6番手・増田から2ラン本塁打を放ち、試合を決めた。

 投げては、先発のバンデンハークが5回途中6安打2失点で降板。その後、嘉弥真、高橋純、石川、甲斐野、モイネロとつなぎ、西武の反撃を1点に抑え、最後は守護神・森でしっかりと締めた。

 西武は3点ビハンドの4回、山川の左適時打、メヒアの左ソロ本塁打で1点差に追い上げたが、その後、追加点を奪えず。先発・本田が3回2本塁打を含む6安打3失点で降板するなど、投手陣も粘れず。8回からは、守護神・増田を送り、逆転を狙ったが、かなわなかった。

 日本シリーズ(7試合制)は19日にヤフオクドームで開幕する。

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