初芝立命館 秋季大阪大会3位決定戦制し近畿大会切符、17点コールド圧勝

[ 2019年10月13日 12:28 ]

2019年度秋季大阪府高校野球大会 3位決定戦   初芝立命館17―9金光大阪(7回コールド) ( 2019年10月13日    大阪シティ信金スタジアム )

<金光大阪・初芝立命館>3位決定戦に勝利し近畿大会出場を決めた初芝立命館ナインは笑顔を見せる(撮影・後藤 大輝)
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 初芝立命館が近畿大会出場への大阪最後の切符を手に入れた。0―1の2回に連続敵失や四球に乗じて7点を奪い逆転すると、3回に6点、4回に3点を立て続けに追加。7回までに毎回14安打を放ち計17得点を挙げ圧勝した。近畿大会では1975年以来2度目、現校名では初の選抜出場を見据えて戦う。

 かつて愛媛・帝京五で監督を務めた楠本雄亮監督(40)が今夏の甲子園に出場した宇和島東・長瀧剛監督と同級生だった縁もあり、ナインは宇和島東の甲子園初戦をそろって観戦。それまで部員間で目指す場所を共有できていなかったが、主将の毛利伽央主(かおす=2年)が「あの試合を見たことで、あの舞台に立ちたいとみんなが思うようになった」と話すように、自主的に朝の素振りの回数を増やし、全体練習後も夜に居残りで「自分たちが気が済むまで振る」ようになったことで結束力は強固に。ついに来春選抜出場への重要な参考資料となる近畿大会への出場にこぎ着け、楠本監督も「実現させたこの子たちはすごいな、と。あと1つ、2つ勝てば(甲子園に)行けるので、それを思い浮かべながら戦いたい」と選手をねぎらいながら近畿の強豪校との激突に思いをはせた。

 金光大阪は08年以来11年ぶりの近畿大会出場を目指し、12点ビハインドの3回に6点を返す意地を見せたが、守備から崩れた。

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