阪神 好投の先発西が5回に被弾 試合は振り出しに戻る

[ 2019年10月13日 17:05 ]

CSファイナルS第4戦   阪神―巨人 ( 2019年10月13日    東京D )

<CSファイナル 巨・神>5回無死、岡本(左)に同点ソロ本塁打を浴びる西(撮影・木村 揚輔)
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 4回まで快投をみせていた阪神先発の西だったが、5回に岡本に痛恨の被弾。試合は振り出しに戻った。

 西は4回まで巨人打線を1安打に抑えていたが、5回先頭の岡本に対しての初球だった。外角低めへのスライダーを岡本が強振。捉えられた打球は無情にもバックスクリーン最前列に飛び込んだ。この試合前まで3戦で2本塁打を許すなど打率・583、6打点と打ち込まれていた相手の主砲にこの日も手痛い一発を浴びた。

 初回から亀井、坂本勇、丸の3人をそれぞれ打ち取ると、2回も今シリーズ2本塁打の岡本から見逃し三振を奪うなど、コーナーを丁寧に突く投球で序盤3イニングをパーフェクト投球。阪神はこれまでのファイナルS3戦はいずれも先発が3回もたずに降板していたが、西は難なくその壁を越えてみせた。

 4回1死から坂本勇にこの試合初めての安打を許したが、続く丸を注文通り4―6―3の併殺に打ち取った。5回も同点に追いつかれた後、1死から大城に中前打を許したが、けん制でアウトにするなど後続を抑えた。CSファーストS初戦で左足親指に打球を受けて緊急降板した影響を全く感じさせない投球で試合をつくっている。

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2019年10月13日のニュース