マー君、2戦連続打球直撃も「いいスイッチに」 無死満塁ピンチを最少失点で切り抜ける

[ 2019年5月24日 16:06 ]

ア・リーグ   ヤンキース6―5オリオールズ ( 2019年5月23日    ボルティモア )

オリオールズ戦の2回、ルイーズの打球が直撃したヤンキース・田中
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 2試合連続で打球を体に当てられたヤンキース・田中将大投手(30)は、その後にスイッチをオンにしてチームの勝利に大きく貢献した。6回を投げて5安打1失点、1四球5三振。降板後にブルペンが打たれて勝ち星こそ付かなかったものの、1点差で接戦を制したチームを支えた。

 再び肝を冷やす場面は序盤に訪れた。2回無死一塁から6番ルイスの102マイル(約164キロ)のピッチャー返しの打球が右手人さし指、左グラブをかすめて、左胸に当たるアクシデント。大事には至らず続投したが、直後の打者を歩かせて無死満塁のピンチを背負った。

 前回18日のレイズ戦で111マイル(約179キロ)の打球を右足すねに受けたのに続き、2戦連続での“被弾”。「自分の野球人生の中でもそんなに当たってこなかったですけど、両方100マイルくらいの打球ですからね」と本人も驚いた表情だった。しかし、これが「いいスイッチになった」と気合が入った田中は、このピンチも併殺崩れの1点のみで切り抜ける。その後は「アプローチを変えた」と最速95マイル(約153キロ)の速球を軸とした積極的な投球が戻り、3回以降は散発の2安打のみとオ軍打線を手玉に取った。

 ベテラン左腕CC・サバシアも右膝の炎症で負傷者リスト入りした厳しい状況。2回までに48球を要しながら、6回まで投げ抜き、粘りの投球で勝利を呼び込んだ。「でかいです。2回まではそういう投球じゃなかったのに、よく戻れた」と自画自賛だった。

 勝ち星こそ伸びていないものの、これで4試合連続クオリティースタート(6回以上投げ自責点3以下)。6イニング以上を投げて2失点以内は7戦目で、バーランダー(アストロズ)の8度に次ぐア・リーグ2位と投球内容はリーグ屈指だ。

 防御率も2・94と2点台に突入したが、田中は「もちろんレベルが違うけど、日本では1点台も記録したことあるから」とこんなもんじゃないと言わんばかり。安定感たっぷりの田中なら、実際にまだまだ数字はよくなるはずだ。 (杉浦大介通信員)

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