西武・多和田、開幕へ万全!花粉も“完封” 甘酒入りプロテインで「絶好調」

[ 2019年2月27日 08:45 ]

練習試合   西武0―2韓国・斗山 ( 2019年2月26日    サンマリン宮崎 )

3回無失点の好投を見せた多和田(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 手応え十分だった。3月29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で自身初の開幕投手を務める西武・多和田が対外試合初登板で、3回無失点。辻監督から大役を告げられた18日以降、初実戦で上々の調整ぶりを見せた。

 「真っすぐは100%ではないけど、ここまでいい感じで来ている。今の段階ではいい状態かなと思う」

 毎回の4安打も、最速147キロをマークした直球は相手を押し込み、カーブ、フォークを織り交ぜた。「あとは軸になるスライダーが、もうちょっと精度よく投げられるようになるといい」と話すが、最大の武器であるスライダーの腕の振りを可能な限り直球に近づけるイメージはしっかりと描けている。

 前日にソフトバンクの開幕投手が千賀に決定。過去5度、先発対決はあり1勝1敗だ。「いい投手なので、できるだけ力を出してチームが勝てるようなゲームになれば」と多和田。早朝には昨年まで3年連続開幕投手だったマリナーズ・菊池が、米アリゾナ州でオープン戦初登板したが「周りは気にならないというか、それどころではない」と自身の調整に集中している。

 毎年悩む花粉症も、今季は服用薬に加え、自主トレ期間から米麹(こうじ)製の甘酒をプロテインに混ぜて服用する予防法に着手。「今のところ絶好調。去年と今年では全然違う」と17年10月に結婚した夫人の勧めによる抗酸化作用のある甘酒効果も順調な調整を助けている。

 「開幕と言われたのでそこに100%に持っていけるようにやっていきたい。まだ(時間が)あるので、鍛えながら調整していきたい」。残り1カ月。抜かりのない準備を進める。(春川 英樹)

続きを表示

2019年2月27日のニュース