阪神・矢野監督、ガルシアの投球術絶賛「勝つピッチャーってギャップあるやん?」

[ 2019年2月27日 08:30 ]

阪神紅白戦   白組5―0紅組 ( 2019年2月26日    宜野座 )

ガルシア(右奥)を労う矢野監督(左)(撮影・北條 貴史)
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 【矢野語録】

 ▼ガルシアは安定感抜群 さすがやね。自分の投球で完全に打ち取ってるのが多かった。力の入れ方がうまいよね。勝負にいくところで入れて、ゴロを打たせるところで打たせて。投球になってるというか、意図がしっかりあるというか。

 ▼加えてクレバー 自分の投球をしっかり理解してると思うし、こうやって勝つ投球をするんだとか、打者を打ち取るんだとか。そういうのがしっかりしてる投手だと思う。内野ゴロにしても1個1個すごく一生懸命だもんね。練習もそうだけど。紅白とはいえ、結果はヒットなのかエラーなのか知らないけど。ああいうのもいいし、クイックも速いし。隙がない。

 ▼角度もいい 角度もあるし、テイクバックが小さい。力がそんなに入りそうな感じじゃないのに最後のところでパッと入るから。打者も差し込まれるっていうのは見た目のモーションと腕の振りとボールとのギャップがあるから。俺らは150キロで放るぞときたら、そうでもないけど、140キロでいくよとなって145キロを放られたら嫌。その中でボールも動く。勝つピッチャーってギャップあるやん?

 ▼メッセと西も順調 この時期に投げられたのが一番良かったと思うし、順調に来てるんじゃない。

 ▼西の首振りは? 今の時期、当たり前じゃない? 首を振ることで、西はこうしたいんやなと俺は理解する。最初からいきなり組んでいない投手と、いきなりサイン通りに全部投げさせられるかというと、例えば俺が組んだ場合は年上というので気を使うのがあるかもしれないけど、そんなん全然いらんと思う。逆に西のことを早く知ってもらうために、ああやってどんどん首を振って、俺はもっとこうしたい、ああしたいとやれば、リュウ(梅野)は“西さん、なんでああなんですか、こうなんですか”と会話になっていく。

 ▼木浪は8戦連続安打 すごいな。しかも左からも打つしな。バッティング練習見てても、自分の形っていうのがあるから。本当に想像以上に対応力があるし、右でも左でもそんなに崩れた打席って少なかったかなと。後は守備もけっこううまい。もともと守備はうまいんやろなって思ってたけど。スローインもいいし。俺は専門じゃないけど、守備コーチに聞いてもしっかり形っていうのは持ってるから。プラスアルファ打てるってなればね。それは面白い存在になっていくよね。

 ▼藤川も順調 そうだね。ジョンソンだっていい。それもまだ、俺の中で確実にこうだっていうことをいえる段階ではないし。また紅白戦じゃなくて違うユニホームの選手たちと戦っていくパフォーマンスっていうのもまた見ていく中で決まっていくと思うから。まあ、でも球児も俺も一緒にやってきたけど、抑えをやるっていうそこに十分に値するピッチャーやと思ってるから。今後そうやってみていきながらどうするかっていうのは決めていきたい。

 ▼メッセが開幕投手へ意欲的 そりゃそうでしょ。そう思ってほしいよ。みんながそう思ってくれたらいいんじゃない? その意気込みは心強いというか、ありがたい。そういう思いで、もともと才木や望月や浜地も出てこいみたいな形でスタートしたけど、現状やはり、まだそこまではね。

 ▼福留も好調 孝介もあの年齢で、しかもただやるだけではなくて、しっかり走りながらやってくれたというのは、いい意味でみんなを盛り上げながらやれるしね。みんなそうやったよね。トリ(鳥谷)にしたって外国人選手にしたって。最後はああいう形で盛り上げてくれて面白かったなと思う。

 ▼木浪はもっと見たい もっと見たいでしょ。ファンの人も見たいやろうし、俺も見たいし。これから外国人選手も出てきたりすると、限定されるから。悩みどころやけど。1軍で特に初めての球場だったり、初めてのピッチャーと対戦していくから。そこの経験は必要やと思うし。2軍へ行くより、今の力であれば、1軍でやっていってシーズンに生かしてほしい。

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