阪神・原口弾 桧山様王手 22安打目、あと1安打で代打の神になる

[ 2018年9月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神13―3広島 ( 2018年9月6日    マツダ )

<広・神>8回1死一、二塁、代打・原口は左中間へ3ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 また、打った。やっぱり打った。阪神・原口が10―2の8回1死一、二塁で代打で登場。カウント1―1から、藤井皓の真ん中低め140キロ直球を左中間席へ放り込んだ。

 「しっかりスイングできた。いいポイントで、バットの芯でとらえることができたので良かったです」

 6月29日のヤクルト戦以来となる2号3ラン。8点リードの状況は、いつものような勝負を分ける打席ではなかったが、集中力はそのままだった。

 今季の代打では44打数22安打のちょうど打率・500。シーズンでの代打安打数22は1986年の永尾泰憲に並ぶ球団2位となり、08年の桧山進次郎のもつ球団最多まであと1とした。残り28試合。『代打の神様』越えは確実だ。

 「(大勝ムードでも)いつもと変わらない準備、入り方をできた。いつもと同じ1打席なんで。(集中力も)変わらない」。そのまま8回裏から捕手として守りにもついた。望月、岡本をリードしてゲームセットまで導いた。

 「記録への意識は全然なくて、出た場面で結果を出していくしかない」。個人の勲章は追わない。それでも金本監督の勝利へのタクトに応えれば、球団史のトップにその名が刻まれるのは時間の問題だ。(山本 浩之)

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2018年9月7日のニュース