ハム 仙台への移動断念 7日の楽天戦振り替えへ、停電で新千歳空港終日閉鎖

[ 2018年9月7日 07:15 ]

地震に遭遇、スマホをチェックしながら室内練習場から寮に戻る清宮(撮影・高橋茂夫)
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 突然、静寂が破られた。午前3時すぎ。日本ハムの大田、ドラフト1位の清宮らが宿泊していた札幌市内の球団合宿所が激しい揺れに襲われた。選手らは次々に部屋から飛び出した。数分後には道内全ての約295万戸が停電した。

 ナインは5日に旭川で西武と対戦しバスで札幌に移動。午後11時ごろに合宿所に到着した。試合と移動の疲れを癒やす間もなく、最大震度7を記録した大地震が発生。しばらく電力が復旧せず、不安な時間を過ごした。

 この日は札幌から仙台に移動予定も、新千歳空港が停電などで終日閉鎖となり、移動を断念した。7日の楽天3連戦の初戦は中止が決まり、10日に振り替わり、8日から3連戦となる。ただ、7日も仙台に移動できるかは不透明。さらに11日からの札幌ドームでのロッテ戦開催についても状況を見て判断することになる。大田は「今日は(停電で)何もできない」と表情を曇らせ、報道陣に「体は大丈夫だったか?」と問われた清宮も「僕は大丈夫です」と言いながら表情は不安そうだった。

 球団は午後に公式ホームページ上に「監督、コーチ、選手、球団職員、スタッフ全員の無事が確認できましたことをご報告申し上げます」と掲載した。西武、ソフトバンクと優勝争いを展開する中で本拠地を襲った大地震。不安な日々は続く。 (山田 忠範)

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2018年9月7日のニュース