法大・中山きんに君 ノルマ5発 プロへアピールだ

[ 2018年9月7日 05:30 ]

法大の中山
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 東京六大学野球秋季リーグが8日に開幕する。12年秋以来の優勝を狙う法大は、早大と対戦。プロ注目で、通算8本塁打を誇る4番・中山翔太内野手(4年)は、5本塁打をノルマに掲げた。今春は5位だったが、敗戦した6試合中4試合が1点差だっただけに、自らのバットで接戦を勝ち抜き、チームを頂点に導く。

 今春はわずか1点の惜敗に泣いた。6敗のうち4試合が1点差だった。主砲・中山は接戦で負けた理由について、「私生活でしっかりできていなかったのが出てしまった」と振り返った。リーグ戦後からチーム全体で掃除、スリッパ並べなど、規則正しい寮生活を徹底。5日の亜大との開幕前最後のオープン戦では中盤の猛攻で突き放し8―2で快勝。中山は「チームの状態はよくなってきている。この勢いのまま進んで優勝したい」と意気込んだ。

 今春、東京六大学史上8人目のサイクル安打を達成しベストナインにも選出された。希望進路はプロ一本だ。通算8本塁打は現役選手ではリーグトップで、8月30日の東京ガスとのオープン戦でもソロを放った。「あと5本は打って、打撃でアピールしたい。秋はチームとして優勝を狙って、個人では3冠王を獲りたい」と気合十分だ。筋肉トレーニングが趣味で、あだ名は「なかやまきんに君」。頼れる4番が、ラストシーズンを最高の形で飾る。 (武本 万里絵)

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2018年9月7日のニュース