トミー・ジョン手術 名前の由来は通算288勝の左腕 術後に164勝マーク

[ 2018年9月7日 10:36 ]

現役時代のトミー・ジョン (AP)
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 右肘の内側側副じん帯に新たな損傷が見つかったエンゼルスの大谷は、球団から手術を勧告されているが、このじん帯再建手術は通称トミー・ジョン手術(TJ手術)と呼ばれている。

 TJ手術は損傷した肘のじん帯を切除し、手首や足首など自分の体の他の部位から正常な腱を移植するもの。1970年代にフランク・ジョーブ博士によって考案された。そして、74年にプロスポーツ選手として初めてTJ手術を受けたのが、当時ドジャースの投手だったトミー・ジョン。TJ手術の名前はこのジョンが由来だ。

 左腕のジョンは31歳だった74年7月に左肘のじん帯を損傷。同年9月にTJ手術を受け、76年4月にメジャー復帰を果たしている。63年に20歳でメジャーデビューしてから89年の現役引退まで、26年間で通算288勝をマーク。術前よりも術後の方が164勝と勝ち星が多く、46歳まで投げ続けた。

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2018年9月7日のニュース