常葉大菊川 奈良間 好プレーも…「自分の仕事が出来なくて悔しい」

[ 2018年9月7日 22:25 ]

第12回U18アジア野球選手権スーパーラウンド   日本1―3台湾 ( 2018年9月7日    サンマリン宮崎 )

8回無死、左飛に倒れる奈良間(撮影・吉田 剛)
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 最後の攻撃に“奇跡”を託す必至のプレーだった。4点目は許されない8回1死一塁での守り。常葉大菊川3年の奈良間大己二塁手は目の前に飛んできたゴロに対し、一塁走者と重なりながらも二塁ベースカバーに入った報徳学園の小園海斗遊撃手に素早くトス。そのまま一塁にも転送されて併殺でしのいだ。本職は遊撃手。慣れないポジションで今大会無失策の堅守ぶりを発揮したが、期待された直後の1番・大阪桐蔭の藤原恭大中堅手から始まる反撃も3人で終わり、その瞬間、日本の2連覇が消えた。

 全体的に守りのミスが失点に絡み「防げた点がたくさんあった。相手にはきっちり出塁されてしまいました」と守備から攻撃へのリズムをつくれなかったことを反省。3打席凡退した自らの打撃についても「直球、スライダーのコンビネーションで絞りづらかった。とにかく出塁しようと思っていましたが、自分の仕事が出来なくて悔しい」と声を落とした。8回2死から代打で出場し、中飛に倒れた同じ菊川の根来龍真捕手も「2死からでも塁に出たかったけど。1打席で捉えるのは難しいです」と悔しさをにじませた。 決勝進出の道は絶たれたものの、日の丸戦士としてのプライドもある。奈良間は「試合をやるからには勝ちます」と言い、根来も「本当に負けられない。打撃では1打席に集中して、守備では最少失点に抑えたい」とまずは8日の中国戦に気持ちを切り替えていた。

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2018年9月7日のニュース