大阪桐蔭5人同時先発へ 7日台湾戦

[ 2018年9月7日 05:30 ]

U18アジア選手権大会スーパーラウンド   日本―台湾 ( 2018年9月7日    サンマリン宮崎 )

じゃれ合う(左から)藤原、奈良間、柿木(撮影・吉田 剛)
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 日本代表は7日、スーパーラウンド初戦で台湾と激突する。6日はサンマリン宮崎で公式練習に臨んだ。5日の1次ラウンド韓国戦は1―3で惜敗。大会初の連覇を狙う上で、もう敗戦は許されない状況だ。先発は柿木蓮投手(3年=大阪桐蔭)が有力で、スタメンに大阪桐蔭の5人が名を連ねそうだ。史上初2度目の甲子園大会春夏連覇を成し遂げた最強世代で強敵に挑む。

 もう敗戦が許されない崖っぷちの一戦は最強世代に託された。韓国戦の惜敗から一夜明けた6日。公式練習があったサンマリン宮崎には明るいムードも漂った。最終調整を見守った永田裕治監督は決意を明かした。

 「まずは台湾戦です。スクランブルで戦いたい。(投手は)使い果たしても仕方がない。今は決勝のことは考えません」

 先発は甲子園V腕の柿木が最有力だ。捕手の小泉、中川主将、根尾、藤原を加え、スタメンに大阪桐蔭の5人が並ぶことになる。今夏、史上初2度目の甲子園大会春夏連覇を成し遂げた最強世代で強敵に襲いかかる。柿木はブルペン入りし、28球を投じた。「これで終わりじゃないし、まだ優勝を目指せる」と言葉に力を込めた。

 1次ラウンド全3試合で4番に座った藤原は1番での起用が濃厚だ。シート打撃では1番・藤原、2番・小園の新打順が試された。3戦連続マルチで打率・667の4打点を誇る今秋ドラフト1候補は「この1、2番なら点に絡めるし、一番いい形」とうなずく。「藤原に野手のことは任せる。小園と引っ張ってくれ」――。5日の夜、指揮官から野手リーダーにも指名された。

 韓国戦で自己最速を1キロ更新する149キロを叩き出した根尾は投打二刀流でフル回転を誓った。シート打撃で左中間へ鋭い当たりを飛ばし、最後はマウンドから12球を投じて練習を締めくくった。昨年末、大阪府選抜の一員として台湾へ遠征。1メートル93の長身右腕・李晨薫(リチェンチュン)に三振を喫した。「早く打席に立ちたい。今度は打ちたい」。最速148キロの怪物退治で大会連覇に望みをつなげる。(吉仲 博幸)

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2018年9月7日のニュース