“ハンカチ世代”駒苫OB本間氏 レジェンド始球式で斎藤のモノマネ披露

[ 2018年8月12日 08:00 ]

駒大苫小牧時代の本間篤史氏
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 第100回全国高校野球選手権大会第8日は12日、甲子園球場で2回戦が行われ、第1試合の二松学舎大付(東東京)―広陵(広島)の試合前、04、05年の選手権優勝校、駒大苫小牧OBの本間篤史氏(29)が「レジェンド始球式」に登板した。

 マウンドに立った本間氏は日本ハム・斎藤祐樹のモノマネ投球を披露。こん身の1球が低めに決まると、母校・駒大苫小牧の代名詞ともいえる人さし指を頭上に掲げる「ナンバーワンポーズ」。さらに、ハンカチを取り出して汗をふくしぐさも。“ハンカチ世代”の一員らしい始球式で甲子園を沸かせた。

 「12年ぶりの甲子園で、お客さんもとても多くて緊張しました」と本間氏。斎藤のモノマネについて「自分でも似ていたと思います」と笑顔。あらかじめ了解をもらうため斎藤に連絡したところ「それじゃハンカチでしょ」とアドバイスをもらったという。甲子園については「決勝戦を2試合できたのが思い出」と話し「再試合は三振しかしていないので、(質問されて)傷つきました」。始球式後のナンバーワンポーズは「先輩方の思いを込めてやりました」と話した。

 本間氏が1年時の04年に駒大苫小牧(北海道)は甲子園で初優勝。東北地方以北の高校としても春夏通じて初の優勝で、深紅の大優勝旗は初めて「津軽海峡」を越えた。ヤンキースの田中将大と同期で、05年には4番で夏連覇に貢献。06年は決勝戦で斎藤擁する早実(東京)と延長15回、再試合の末、準優勝。コンタクトレンズが苦手で「メガネの主将」としてチームをけん引した。亜大からJR北海道入り、都市対抗、日本選手権などでも活躍した。

 100回大会を記念して行われる「甲子園レジェンド始球式」には、初日の松井秀喜氏(44)を皮切りに夏の甲子園で活躍した18人のレジェンドが毎日登場。20日の準決勝ではPL学園(大阪)で夏2度の優勝を果たした桑田真澄氏(50)と、日米球界で活躍した「大魔神」佐々木主浩氏(50=宮城・東北出身)が登板する。決勝戦では、1969年夏の決勝戦で、延長18回引き分け再試合の死闘を演じた三沢(青森)の太田幸司氏(66)と松山商(愛媛)の井上明氏(67)がダブル登板する。

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