10年連続県予選初戦負けの過去…白山 完敗も「甲子園に来られて良かった」

[ 2018年8月12日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第7日2回戦   白山0―10愛工大名電 ( 2018年8月11日    甲子園 )

<愛工大名電・白山>敗れたナインとアルプススタンドにあいさつに走る白山・川本牧子部長(右端)(撮影・成瀬 徹) 
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 「日本一の下克上」を合言葉に夢舞台を駆け回った白山(三重)の夏は終わった。愛工大名電に0―10と完敗したが、地元の三重県津市から約3500人がバス50台で駆けつけた大応援にも支えられ、辻主将は下を向かなかった。

 「弱いなりに1年から頑張ってきた。頑張っていれば、いいことがある。甲子園に来られて良かった」

 「万年1回戦負け」と呼ばれた弱小校に打撃マシンはないが、冬場に一日2000スイングなどして力を付けた。甲子園入り後の練習場には打撃マシンがあったが、東拓司監督は「使ったことがないので、バント練習だけ使った」と方針を貫いた。

 打線は6安打に終わったが、鋭い打球は何度もあった。部員が5人だった5年前から見守る川本牧子部長も「当時を思えば考えられない」と涙ぐんだ。「打の白山」の意地はしっかりと見せた。一昨年まで夏の三重大会10年連続初戦負けだった県立校には、他校の受験に失敗した選手も多い。雑草軍団が起こした「奇跡」は、全国の球児の希望になる。 (倉世古 洋平)

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