「人生は敗者復活戦」水野氏、名将・蔦監督の言葉を胸に始球式

[ 2018年8月12日 07:50 ]

始球式を務めた水野雄仁さん(撮影・坂田 高浩)
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 「阿波の金太郎」が帰ってきた。現役時代そのままのフォームで水野氏の投じた緩いボールは内角低めへのストライク。「(故)蔦(文也)監督とともに投げようと思った」と、恩師に感謝の気持ちを伝えた。

 1982年夏から3季連続で甲子園出場。82年夏、83年春には史上4校目の「夏春連続制覇」、83年夏のベスト4進出の中心選手として一世を風靡(ふうび)した。甲子園成績は、投手としては11試合で9勝1敗。打者としては、打率・493、3本塁打。83年ドラフト1位で巨人入団。先発、リリーフとして活躍した。

 「蔦監督は、“人生は敗者復活戦”と常におっしゃっていた」とした上で、球児には「勝ったことよりも、負けたことから多くを学んでほしい」と話していた。

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