報徳学園 小園 大会タイの3二塁打 スカウト絶賛「10年以上はレギュラーを張れる 欲しい」

[ 2018年8月12日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第7日2回戦   報徳学園3―2聖光学院 ( 2018年8月11日    甲子園 )

<聖光学院・報徳学園>初回、無死、報徳学園・小園が左中間二塁打を放つ(撮影・成瀬 徹) 
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 4強入りした17年春のセンバツ以来となる聖地は、報徳学園・小園の独壇場だった。初回。先頭で名前がコールされると、球場は拍手と歓声に包まれた。

 衛藤が投じた5球目。146キロ直球を左前へはじき返すと、50メートル5秒8の快足で一気に二塁を陥れた。まさにあいさつ代わりの一撃。大会タイ記録の二塁打3本で、今秋のドラフト1位候補の力をまざまざと見せつけた。

 「大角監督にとって初めての甲子園。絶対に勝ちたかった。(歓声は)心に響くというか凄かったです」

 3回はカーブを仕留め、右中間最深部の外野フェンスを直撃。8回には外角直球を左中間へ運んだ。全て先頭で出塁し、ホームに3度生還した。遊撃の守備では黒土と芝生の切れ目で守り、強肩と広い守備範囲で何度もスタンドを沸かせた。

 ネット裏からは感嘆の声が漏れた。広島の苑田聡彦スカウト統括部長、オリックスの長村裕之編成部長は「社会人、大学生を含めてもアマNo・1」と声をそろえた。阪神の熊野輝光スカウトは「10年以上はレギュラーを張れる。欲しい」と声を上ずらせるほどだ。

 元サッカー選手だった母・こず江さん(42)は報徳カラーの緑のまつげエクステと緑色のネイルを施して気合の観戦。昨秋の小園は体重73キロとまだ線が細かったが、今夏は79キロまで増えた。母の愛情料理に全力で応えた形だ。「小園が打つと、甲子園の空気が変わる」と大角健二監督も目を細める。8年ぶりの夏1勝。目標は1981年以来の全国制覇だ。打って走って守る背番号6の姿が、甲子園の空気を支配した。 (吉仲 博幸)

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