済美、満塁サヨナラ満塁弾でタイブレーク制す 山口直が13回完投

[ 2018年8月12日 16:43 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第8日・2回戦   済美13―11星稜 ( 2018年8月12日    甲子園 )

<済美・星稜>延長13回、無死満塁、サヨナラ逆転満塁本塁打を放った済美・矢野(撮影・成瀬 徹) 
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 第100回全国高校野球選手権大会第8日は12日、甲子園球場で2回戦4試合が行われ、第3試合は、済美(愛媛)が今大会2試合目となるタイブレークの末、星稜(石川)をサヨナラで下し、2年連続3回戦進出を決めた。

 8回に済美が6点差を逆転し、9回に星稜が追いついて延長戦に入った試合は、12回でも決着がつかず、今大会2試合目のタイブレークへ突入した。

 無死一、二塁で行われるタイブレークで、適用1イニング目となった延長13回、先頭・東海林の一ゴロで1死二、三塁となると、続く河井の三ゴロが野選を誘って勝ち越し、さらに内山のスクイズで1点を加えた。

 その裏、済美は無死満塁から矢野が右翼ポールに直撃する逆転サヨナラ本塁打。大会史上2人目となる快挙で、壮絶な一戦にけりをつけた。

 先発の山口直は初回に5点を奪われながらも粘りの投球。13回を一人で投げ抜き、チームの劇勝を引き寄せた。

 星稜は2年生エース奥川が右足ふくらはぎのけいれんで4回に降板するアクシデント。8回に6点差をひっくり返されながら9回に同点に追いつく粘りを見せ、タイブレークでは勝ち越しに成功したが、最後は力尽きた。

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