済美・矢野 184球力投エースに応える史上初の逆転サヨナラ満弾「頭の中が真っ白」

[ 2018年8月12日 17:12 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第8日・2回戦   済美13―11星稜 ( 2018年8月12日    甲子園 )

<済美・星稜>延長13回無死満塁、サヨナラ逆転満塁本塁打を放つ済美・矢野は、チームメイトに祝福される(中央) (撮影・成瀬 徹) 
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 済美が、タイブレークに突入した星稜との死闘を制して2年連続の3回戦進出。劇的な幕切れに、中矢監督は「苦しい試合になるとは思っていましたが、こんな試合になるとは」と、驚いた様子で振り返った。

 初回に5点を奪われ、5回までに6点のリードを許した。それでも「あきらめずに1点、1点と、しぶとくランナーをためて攻撃しようと話していた。うまくつながったと思う」と、決してあきらめることのなかった選手たちを称えた。

 先発の山口直が13回184球の熱投。暑さで球速が落ちていく中で、ひたすら腕を振り続けた。「気力で投げてくれました」と指揮官。第59回大会で大鉄の川端が記録して以来、史上2人目となるサヨナラ満塁本塁打、逆転サヨナラ満塁本塁打となれば史上初の劇弾を放った矢野も「抑えてくれていたので、何とかしたかった。今も頭の中が真っ白です」と興奮気味に話した。

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