時代は変わった リクエスト導入で“流れのプレー”もう通用しない

[ 2018年5月28日 09:30 ]

パ・リーグ   西武8―10日本ハム ( 2018年5月27日    メットライフD )

<西・日>10回1死一塁、大田の三ゴロで、二塁にベースカバーに入った浅村(左)がベースを踏んでなかったとしてリクエストで二塁セーフに判定が覆る(撮影・白鳥 佳樹)
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 【追球ズーム ここにフォーカス】昨年までは許された「流れのプレー」は、もう通用しない。ベース周りでの内野手の意識改革の必要性を実感させるプレーで、西武は敗れた。

 延長10回1死一塁。日本ハム・大田は詰まったハーフライナーのような三ゴロ。三塁手・外崎からの送球を受けた二塁手の浅村が、一塁へ転送した。二塁アウトで一塁はセーフの判定。だが、日本ハムベンチからのリクエストが要求された。二塁をまたいで前に出ながら捕球・送球した浅村が、ベースを踏んでおらず、二塁セーフへと判定が変わった。直後に近藤が決勝の中越え二塁打。「2つ(アウトを)取れれば流れが変わると思ったし、二塁手としてはギリギリのプレー」と浅村。辻監督は「ちょっと早かった。詰まった打球で“急がないと”というのが浅村の気持ちでしょ」と話した。

 今季から始まったリクエスト制度。映像で厳格に判断される。首位には立っているが、痛い星を落とした。 (春川 英樹)

 ▼日本ハム・金子内野守備コーチ キャンプからビデオに撮って投内(連係)とかやってはいたが、確実に踏むのは難しい。うちの若い二遊間にも、いい教訓。

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2018年5月28日のニュース