大谷 通常通りなら…次回登板は31日タイガース戦有力

[ 2018年5月28日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス11―4ヤンキース ( 2018年5月26日    ニューヨーク )

<ヤンキース・エンゼルス>試合前、ブルペンで投球練習をする大谷(撮影・大塚 徹)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(23)の次回登板は30日(日本時間31日午前8時10分開始)の敵地でのタイガース戦が有力となった。26日(同27日)のヤンキース戦前に敵地のブルペンで6日ぶりとなる投球練習を行った。同日の同戦は4打数無安打1打点。大谷シフトに阻まれ、メジャー初の2戦連続無安打。打率も3割を切ったが、打撃内容には変わらぬ手応えを口にした。

 大谷は試合前にブルペンで24球を丁寧に投げ込んだ。直球とカーブだけ、感触を確かめる軽めの投球。通常は登板4日前に行うルーティンで、30日(同31日)のタイガース戦先発が有力となった。

 マイク・ソーシア監督も「全て順調ならデトロイトのどこかで投げる」と想定を否定しなかった。前回登板から中9日。疲労を考慮され当初の27日(同28日)ヤンキース戦での田中との投げ合いを回避していた。

 「私たちに投げなくて良かった。できれば避けたい。日程がうまくいった」。冗談交じりに話したのはヤ軍ブライアン・キャッシュマンGM。昨季自ら来日し獲得に動いた。実力を知るからこそ、投手大谷との対戦を逃れ表情も柔らかかった。

 敵地でブーイングを浴びた大谷は4打数無安打2三振に終わった。8―4の6回無死一、三塁では中前に抜けそうな打球を、二塁後方で守っていた遊撃手に捕られ、112打席目で初の併殺打。8回も痛烈な打球が再び遊撃手の「大谷シフト」の網にかかった。

 開幕戦以来となる打率3割切りとなったが、メジャー初の押し出し四球と、打点はつかなくても併殺の間に1得点を生み出して勝利に貢献。「いい打球が正面。自分の打撃でいいスイングができている。目先の1安打も大事だが、継続して取り組むところが凄く大事」と迷いはない。

 27日(同28日午前2時5分開始)は田中と「4番・DH」でメジャー初対決。「日本では勝負にならなかった。それが詰まっているのか、もっと離れているのか。楽しみではある」と話した。 (後藤 茂樹)

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