巨人・大西三塁コーチも困惑 珍レフトゴロ併殺「走者は責められない」

[ 2018年5月28日 08:46 ]

セ・リーグ   巨人1―9阪神 ( 2018年5月27日    甲子園 )

<神・巨>9回1死満塁、長野のレフトゴロで三塁封殺された二塁走者・マギー(左から2人目)と大西三塁コーチ(撮影・奥 調)
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 最後は、珍しい「左翼ゴロ併殺」で反撃の芽を摘まれた。巨人ナインがあっけに取られる間に責任審判の本田英志球審が場内マイクで試合終了を宣告。説明を求めた高橋監督だが「言いたいことはあるけど、行き違いがあるかもしれないから。結果がそうでしょう」と受け入れた。

 0―9の9回。岡本の右前適時打で零敗を逃れ、なお1死満塁。長野の飛球を相手左翼手の中谷が捕球したように見えたが、球がグラブからこぼれた。三塁走者は、完全捕球後の送球動作での落球と判断してタッチアップ。一、二塁走者は塁上にとどまった。だが審判は「ノーキャッチ」の判定。左翼から三塁、二塁と転送される併殺となり、追加点を奪えないまま、4連敗を喫した。大西外野守備走塁コーチは「ずっと審判は見られない。走者は責められない」と話した。

 29日開幕の交流戦を前に、4月24日以来の借金生活に突入した。借金1での交流戦突入は3年連続。昨年は同じく4連敗から入り、さらに連敗を重ねて球団ワーストの13連敗を喫した。この日の野上も5回4失点。今季の46試合のうち、先制された試合は27試合あり、7勝20敗。先手を取られては苦しい。

 31日の日本ハム戦ではドラフト1位の鍬原が初登板初先発予定。重圧をかけないためにも、連敗脱出が求められる。 (神田 佑)

 ▼本田・球審 ノーキャッチと判断しました。完全捕球ではありません。

 ▼土山剛弘・三塁塁審 あのプレーに関しては、リクエストの対象外です。

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