ソフトBモイネロ誤算…4戦連続失点 工藤監督「使っている方が悪い」

[ 2018年5月28日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―8楽天 ( 2018年5月27日    ヤフオクD )

<ソ・楽>7回途中から2番手で登板したモイネロは勝ち越しを許しガックリ(撮影・岡田 丈靖)
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 またも継投に失敗した。3―3の7回1死から連打で一、二塁。ソフトバンク・工藤監督は先発・武田を諦め、連投のモイネロを2番手でマウンドに送り込んだ。打席には前日26日にソロを被弾したばかりの代打・今江。チェンジアップを痛打され中越え2点三塁打。続く銀次にも適時右前打を許した。ここで大勢は決した。

 助っ人左腕はこれがリーグ最多22試合目の登板。離脱中の守護神サファテ、セットアッパー岩崎の穴を埋めてきた。4戦連続失点となり「甘い球を投げてしまったので、打たれた。申し訳ない」と肩を落とした。工藤監督は「7回のピンチだけ(モイネロで)行こうと。(28日は試合がなく)このイニングはいけるという判断。みんな一生懸命にやっている。使っている方が悪いと捉えてもらえれば」と責任を負った。

 屈辱の3カード連続負け越しで勝率5割に逆戻り。貯金なしで交流戦を迎えるのは13年以来5度目、15年からの工藤政権では初めてだ。試合後、王貞治球団会長から「交流戦になるから気分を変えて。野球はいろんなことがある。腕の見せどころと思って頑張りましょう」と奮起を促された。

 指揮官も呼応し「切り替えていきたい」と前を向いた。3年連続で最高勝率に輝いた交流戦が29日に開幕。文字通り“ゼロ”から再出発する。(後藤 実穂)

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2018年5月28日のニュース