大阪桐蔭 大学王者に連勝 日体大との練習試合2戦連続10―5

[ 2018年5月28日 08:01 ]

練習試合   大阪桐蔭10―5日体大(第1、2試合とも ) ( 2018年5月27日    日体大健志台 )

日体大との練習試合1試合目で高校通算22号ソロを含む2安打2打点と活躍した大阪桐蔭・藤原
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 今春センバツで連覇を果たした大阪桐蔭が昨秋の明治神宮大会を制した首都大学リーグ1部・日体大と練習試合を行い、ともに10―5で連勝した。

 1試合目でドラフト1位候補・藤原恭大外野手(3年)が高校通算22号の右越えソロ。昨秋近畿大会以来の一発で、右膝治療からの全快ぶりをアピールした。

 藤原は昨年10月31日の秋季近畿大会1回戦・京都翔英戦以来の一発に「変化球1本で待った。7カ月ぶりくらい。気持ちいい」と笑顔を浮かべた。7回に左腕・春田のスライダーを捉えて弾丸ライナーで打ち込み、収容600人で立ち見が出た球場を揺らした。

 今春選抜後は右膝痛の完治に専念。前日26日の近畿大会1回戦・明石商戦で公式戦に復帰して即5安打を放ったばかりだ。試合後に会場の兵庫県明石市を午後2時にバスで出発し、同10時半に横浜市の宿舎に到着。翌日に2試合を消化した。

 異例の強行日程について大阪桐蔭・西谷浩一監督は「なかなかこういういいチームと試合はできない。経験できたのは収穫」とうなずいた。日体大・古城隆利と同世代という縁で貴重な交流試合が初実現し、日体大はドラフト1位候補の松本航、東妻の両右腕ら4年生が教育実習などで不在でも野手は主力6、7人が出場。金属と木製バットの違いがあるとはいえ、高校王者が強豪大に連勝した。

 藤原は1試合目に「1番・中堅」で5打数2安打2打点、2試合目に「4番・中堅」で4打数1安打1打点。計10打席に立ち、「格上相手に勉強するという意識だった。状態は上がっている。1番でチームを引っ張りたい」と手応えを深めた。(渡辺 剛太)

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2018年5月28日のニュース