ロッテ内に成功もたらした涌井の熱いチーム愛

[ 2018年4月27日 07:41 ]

パ・リーグ   ロッテ1―0楽天 ( 2018年4月26日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>今季パ一番乗り!1―0完封を果たした涌井
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 素っ気なく、あまり口を開かない。一見、冷たくも見えるが、この男は心底、チームのことを考える。昨年、14年目で初めて1年間通じて活躍したロッテの守護神・内の成長の陰には、涌井の存在があった。

 「ワク(涌井)がトレーニングジムや治療施設を紹介してくれました」と内は語る。

 03年ドラフト1巡目で入団したが、故障が多く、その素質を発揮できなかった右腕に故障防止のためのアドバイスをした。それだけではない。「紹介されたところで教わったことを(ZOZO)マリンでもやっていたら“こうした方がいいよ”とか、言ってくれる」。外には見せない懇切丁寧な一面がある。

 内は言う。「もっと自分にお金をかけておけばよかったと思った」。涌井がもたらしたのは成功への意識改革。完封勝利で前日25日に2イニングを投げていた内を温存した力投もまた、エースの男気を感じた。 (ロッテ担当・福浦 健太郎)

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