ロッテ涌井 今季パ初!パパ初!1―0完封 冷静スクイズ外し

[ 2018年4月27日 06:30 ]

パ・リーグ   ロッテ1―0楽天 ( 2018年4月26日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>今季パ一番乗り!1―0完封を果たした涌井
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 パ・リーグの今季完封一番乗りは、ロッテ・涌井秀章投手(31)だった。26日の楽天戦で2安打9奪三振、129球のシャットアウト劇。5回には相手のスクイズを察知し、虎の子の1点を死守した。3月に父親となって迎えたシーズンの5試合目で、自身9年ぶり2度目の1―0完封を果たした。

 冷静で正確だった。1―0の5回1死三塁。1ボール1ストライクからの3球目に楽天は仕掛けてきた。握りはシュートだったが、三塁走者のスタート、嶋のバントの構えに対応し、外角低めへと外した。バットを空振りさせ、三塁走者はアウト。最初で最後のヤマ場を越えれば、今季初完封は一本道だった。

 「(走者の)スタートが見えたのと嶋さんの構えが早かった。カウントを考えればあそこ。低めに投げた方が(バントは)やりにくい。最悪、ワンバウンドでいいと思った」

 投球動作に入り、ボールを離すまでの約1秒間に頭の中でアウトにするシミュレーションを行い、完遂。それを可能にしたのはこの日の涌井が、普段の姿に近かったからだ。

 初回から打者10人連続で打ち取り、4回1死まではパーフェクト。今季はフォームのバランスが悪く、序盤、制球難で失点する場面が多かった。この日は走者なしでもセットポジションに変更。「思い切って(フォームが)落ち着くまでやろうと決めた」。立ち上がりに球数を抑えたことが功を奏し、9回はこの試合最速の148キロを出し、3者三振。尻上がりに良くなる本来の姿も戻ってきた。

 昨年オフはメジャー移籍を断念し、残留。夢に後ろ髪を引かれる思いもあるが「マリーンズのことだけ考える」と切り替えた。涌井は変わった。2日前の24日夜に打撃投手を中心に食事に誘い、仙台市内でラムしゃぶを振る舞った。裏方とはこれまで個別に出掛けることはあったが「涌井会」の形は初。チームの和を考えたエースの姿がそこにあった。

 「頑張ったね。こういうピッチングをいつも期待している」と井口監督。連勝で借金は1。昨季5勝11敗と屈辱にまみれてきたエースが、復調気配を見せた129球だった。 (福浦 健太郎)

 《通算11度目7位》涌井(ロ)が楽天戦で完封勝利。パ・リーグ今季初で、12球団では中日・柳(10日ヤクルト戦)に続いた。ロッテ投手の1―0完封勝利は11年6月28日日本ハム戦の唐川以来7年ぶり。涌井自身は西武時代の09年8月11日ロッテ戦以来2度目となった。涌井の完封勝利は通算11度目で現役では内海(巨)、館山(ヤ)と並び7位タイに浮上した。

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