西岡&坂本 CSいける フェニックスLも参加決定

[ 2017年10月8日 05:30 ]

実戦打撃を解禁し打ち込む西岡(右)。左後方は坂本
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 背中の張りで戦列を離れている阪神・西岡剛内野手(33)と左脇腹痛の坂本誠志郎捕手(23)が7日、甲子園室内での2軍練習でシート打撃に参加し、実戦打撃を再開した。9日から宮崎で開催される「みやざきフェニックスリ―グ」への参加も正式決定。原口、糸原ととともにクライマックス・シリーズ(CS)出場への準備に入った。

 当初は鳴尾浜球場で予定されていたシート打撃が雨の影響で甲子園室内へ場所を変えても西岡の予定は変わらなかった。9月13日に背中の強い張りで登録を外れて以降、初めて実戦形式を解禁。山本、田面、松田に対した3打席とも安打性の打球を打ち返した。左右両方の打席でマスコットバットを握り、スイングは鋭く、芯で捉えた。3週間強も実戦を離れた感覚のズレを感じさせない打撃内容だった。

 復帰途上とあって「何もない」と言葉で胸の内は明かさくても、行動が強い決意を物語る。2軍本隊は9日から始まるフェニックスリーグに備え、8日に宮崎入り。回復の段階が着実に上がったことで西岡の参加も正式に決まった。14日のCSファーストステージ初戦まで残り6日間。山田2軍監督代行は「実戦に出てみて、どうかだね」と状態次第では決戦に間に合う可能性を示唆した。9〜12日までは4試合があり、最終の復帰準備になりそうだ。

 左脇腹筋挫傷で9月20日に離脱した坂本も同じくシート打撃に参加。5投手に対して安打性1本、1四球の内容で「痛みはない。できることをして、もっと状態を上げていく。内容も結果も出していきます」と先を見据えた。2年目の今季は7月5日に昇格後は37試合で先発マスクを任されるなど首脳陣の信頼も上昇。問題なく実戦をこなせば、ファーストステージからいきなり先発復帰してもおかしくない。

 8月26日の降格後に左脇腹を痛めた原口、7月20日の巨人戦で右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷を負った糸原は既に実戦復帰済みで、同様にフェニックスリーグに参加。いずれもCS出場への望みを捨てていない。若手の実戦経験の場となる例年の宮崎とは様相が異なり、秋の決戦へ向けて最大限の準備を進めていく。(巻木 周平)

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