阪神ジュニア・セレクションに6年生250人参加 八木監督「技術以前に大きな声であいさつ、返事」

[ 2017年8月1日 15:44 ]

セレクションに先立ち、八木裕監督の話を聞く参加者
Photo By スポニチ

 NPB・12球団ジュニアトーナメント(12月下旬)に出場するタイガース・ジュニアのセレクション(選手選考会)が1日、西宮市の浜甲子園運動公園野球場で始まり、過去最多となる小学6年生250人が参加した。近畿や岡山、四国からの参加者もあった。セレクションは3日間続けられ、徐々に選手を絞り込み、3日に最終メンバー16人を選ぶ。

 阪神OBの八木裕監督(52=野球評論家)は「野球の技術以前に大きな声であいさつ、返事ができる選手が望ましい。そういう点もしっかり見ています」と訓示した。

 午前中の遠投、五十メートル走のテストを終えると、約半分の選手が不合格となった。八木監督は「たった1球投げ、たった1本走るだけですが、選手たちは一生懸命やってくれていて、うれしく思いました。合格はできなくても、また自分のチームに帰ってこの経験を生かして、野球を続けていってほしい」と、落選した選手たちを思いやった。

 チーム代表者を務める阪神球団営業部の浅井智文さんは「子どもたちの野球人気低迷が伝えられるなか、希望者が増えているのは喜ばしい。タイガースだけではなく、野球界全体が盛り上がるよう、少しでも貢献したい」と話した。

 同大会は2005年に始まり今年で13回目。タイガースジュニアは昨年、初めて予選リーグを突破し、準優勝を果たした。過去の出場選手から高山俊(阪神)ら20人がプロ入りしている。

続きを表示

2017年8月1日のニュース