阪神・桑原、圧巻の3者三振「自分の仕事はできたかな」

[ 2017年6月18日 05:30 ]

交流戦   阪神2―8楽天 ( 2017年6月17日    甲子園 )

7回無死一、二塁の場面で登板した桑原は3者連続三振の快投でピンチを救う
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 勝っていれば、間違いなく最大のヒーローになっていた。3番手で登板した阪神・桑原が、これ以上ない最高の結果で窮地を鮮やかに切り抜けた。

 「自分の仕事はできたのかなと思う」

 バトンを託された状況は酷だった。同点の7回。回またぎとなった2番手・岩崎が四球と安打で無死一、二塁とされ、右の代打・三好を迎えたところで救援した。得意のスライダーを続けファウル、見逃しで送りバントを阻止して追い込むと、最後も「宝刀」スライダーで空振り三振。続くペゲーロも、2ボールからカウントを整え、最後は再びスライダーでバットに空を切らせると、岡島には粘られながらも8球目の147キロ直球で空振りを奪った。窮地で見せつけた3者連続三振に、甲子園に詰めかけた4万5988人の観衆も大歓声で称えた。

 「(三振は狙ったのではなく)たまたまですけど、結果が三振だったので…」

 残した派手な結果とは対照的に、淡々と渾身の17球を振り返る姿には、今や風格すら漂う。開幕から継続する安定感抜群の投球は、パ・リーグ相手でも一切、変わることはない。交流戦はこれで登板全10試合、計8回1/3を投げ無失点。シーズン31試合目の登板で、防御率0・91と強力なリリーフ陣の中でも断トツの数字を残している。

 自身がマウンドを離れた直後の8回に、マテオ、松田が打ち込まれ、チームは大敗を喫したが、遅咲きの31歳の輝きが色あせることはない。身を粉にして、最後まで戦い抜く男がいる限り、猛虎はまだまだ大丈夫だ。(遠藤 礼)

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