【選考過程】ロッテ田村に称賛続々 大谷―大野を僅差上回る

[ 2016年10月19日 05:30 ]

スポーツニッポン新聞社制定「2016年度プロ野球最優秀バッテリー賞」 ( 2016年10月18日 )

(左手前から)野村氏、槙原氏らスポニチ本紙評論家による選考委員会が開かれた
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 パはロッテの石川―田村と、CSファイナルSで史上最速の165キロをマークした日本ハムの大谷―大野で票が割れ、白熱の議論が展開された。

 「球界を盛り上げた。非常にインパクトがあった」(中畑氏)と大谷を推す声がある一方で、規定投球回未満の点などがマイナス要因に。その中で「捕手も考えればロッテ。久しぶりに新しい名前が出てきた」と牛島氏。入団4年目で両リーグ捕手で最多の130試合に出場し、攻守で存在感を示した田村が高い評価を集めた。張本氏も「非常に頑張った。あっぱれ!」と奮闘ぶりに賛辞。「3完封が光っている」(槙原氏)という最優秀防御率の石川とのバッテリーが6票、大谷―大野が4票という僅差ながら、初受賞となった。

 セは広島勢の争い。前広島監督の野村氏が「彼の頑張りがなければ優勝はなかった」と、守護神・中崎―石原のコンビに票を投じた。他の選考委員もその活躍を十分に認めつつ「野村は一人で貯金13。この点を高く評価したい」と有藤氏。ジョンソンの名前も挙がったが、田淵氏も「8連勝、さらに優勝争いが佳境の9月に4連勝。柱になった」とし、野村とベテラン・石原のバッテリーが8票を集めた。

 ◇選考委員◇

張本  勲(元ロッテ)
有藤 通世(元ロッテ監督)
田淵 幸一(元ダイエー監督)
東尾  修(元西武監督)
中畑  清(前DeNA監督)
牛島 和彦(元横浜監督)
吉村 禎章(元巨人コーチ)
槙原 寛己(前巨人)
野村謙二郎(前広島監督)
石井 一久(元西武)
 ※敬称略 

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2016年10月19日のニュース