巨人 ドラ1候補は大学生3投手 高校生外し即戦力重視

[ 2016年10月19日 07:00 ]

(左から)創価大・田中、桜美林大・佐々木千、明大・柳
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 巨人は18日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を行い、ドラフト1位候補を創価大・田中正義(22)、桜美林大・佐々木千隼(22)、明大・柳裕也(22)の大学生右腕3人に絞った。

 19日にもスカウト会議が行われる予定で、最終的な1位指名の方針を固める可能性も出てきた。

 3位指名までの上位候補について集中的に会議を行ったと明かした山下哲治スカウト部長は「即戦力を重視したということ。3人はどの選手も即戦力と評価している」と田中ら3人を最終候補とした理由を説明した。前回6日の同会議では作新学院・今井、横浜・藤平、履正社・寺島の高校生3人を加えた6投手が1位候補だった。15、16日に堤辰佳GMも加わって各大学リーグを視察。最終的に来季の戦力となりうる大学生右腕の1位指名を決めた。

 19日は、4位以降の指名選手について話し合いを行う予定。一方で1位指名選手について「うちが獲りたい選手なので、競合はやむを得ない」と同部長。競合のリスクを避けずに真っ向勝負という球団の意向は確認済みで、ドラフト前日に方針が固まる可能性もある。最高の評価を下した右腕を、敢然と指名するための決断は近い。

 同部長は「3位まではピッチャーでいく」との基本方針も披露。運命の日。V奪回の鍵を握る「恋人」への告白の瞬間が、間もなくやってくる。

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2016年10月19日のニュース