神奈川・富士見台ウルフ少年野球クラブ 大森ツインズで4強

[ 2016年8月12日 05:30 ]

初の4強入りに貢献した富士見台ウルフ少年野球クラブの大森兄弟。兄・海(左)と弟・晴

スポニチ主催高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球第4日・準々決勝 富士見台ウルフ少年野球クラブ(神奈川)7―4てい水野球少年団(三重)

(8月11日 神宮など)
 神宮球場など2球場で準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。初出場の富士見台ウルフ少年野球クラブ(神奈川)は、双子の兄・大森海(かい)捕手、弟・大森晴(はる)内野手(ともに6年)がそろって活躍。てい水野球少年団(三重)を7―4で下した。12日は大田スタジアムで準決勝が行われる。

 富士見台ウルフ少年野球クラブの大森ツインズが、4強への突破口を切り開いた。まずは兄の4番・海のバットだ。2回の先頭でチーム初安打となる左中間二塁打。続く島田の一ゴロが悪送球となる間に先制のホームを踏んで「センター方向を意識してチャンスをつくることができた」と胸を張った。弟の7番・晴も6―1の5回1死三塁でダメ押しの右前打など2安打1打点。それでも「あと1本打ちたかった」と貪欲だった。

 母・真弓さんは2人について「ライバルという感じはなく、お互い活躍したときは“良かったね”と言い合える仲」と言う。強い絆で結ばれた兄弟の夢はただ一つ「優勝」だ。神奈川勢として初の頂点へ、海が「最後まで気を緩めず戦いたい」と話せば、晴も「明日も自分たちのプレーをして勝ちたい」と腕をぶした。 (原田 真奈子)

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