【山口】岩国総合、隻眼の長井が投ゴロ 最後の夏「感謝」

[ 2016年7月16日 07:52 ]

<岩国総合・聖光>9回2死、代打で登場した長井駿

第98回全国高校野球選手権山口大会1回戦 岩国総合4―8聖光

(7月15日)
 岩国総合が4点を追う9回2死から背番号10、隻眼(せきがん)の長井が代打で登場も投ゴロ。一塁まで全力疾走したが最後の打者となり「(代打で)行かせてほしいと伝えた。ヒットを打ってやろうと思った」。

 小1の時に自転車で川へ転落し、頭部を複雑骨折した。手術の末に一命は取り留めたが左目の視力を失った。それでも小3から野球を始め同校で控え投手としてベンチ入り。試合後は「父と母のおかげでここまで野球ができた。チームメートにも感謝しかない」と話した。

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2016年7月16日のニュース