DeNA筒香“アイ ラブ ハマスタ”17発中15ホームラン

[ 2016年7月3日 05:46 ]

<D・広>4回1死、右越えソロを放つDeNA・筒香

セ・リーグ DeNA4―1広島

(7月2日 横浜)
 主砲の一撃が右翼席に突き刺さった。1点を追う4回1死。DeNA・筒香が弾丸ライナーの17号同点ソロを放った。

 最初の打席で三飛に終わり、「1打席目を引きずらない」と臨んだ。「フェンスに当たると思った」という低い弾道だったが、勢いは落ちなかった。6月17日の楽天戦(横浜)以来、15日ぶりの一発。体重はキャンプ時の105キロから現在は101キロ程度に減った。それでも筋肉量に変化はない。筒香は「もう少し体重が欲しい」と言ったが、パワーを維持しながら体の切れは増した。

 「ホームランを狙ってはいない」という打撃で、17本中15本が横浜スタジアムで出ている。「誰が打つかは意識しない。チームが勝つことが一番」。ファンの応援に勝利で応えたいという気持ちが本拠での本塁打量産の根底にある。

 2―1の6回には2点追加をお膳立てする右中間二塁打。首位・広島との対戦成績は7勝6敗と再び勝ち越しとなり、ラミレス監督は「クリーンアップが打つと勝利につながる。こういう得点の取り方を続けたい」と納得の表情だ。不振で7番に起用された梶谷が3安打。左足親指の骨折で2軍調整中だったロペスは3日にも1軍再合流する予定で、役者がそろってきた。チームの勝利が優先と言った筒香も最後に「やっぱり勝った試合で自分が打てないのは面白くない」。仲間が競い合うから強い。(君島 圭介) 

 ≪全本塁打の88%≫筒香(D)が自身10試合ぶりとなる17号。今季横浜スタジアムでは15本の量産で全本塁打の88%を占める。現在27本塁打と独走している山田(ヤ)でも神宮では半数の13本。両リーグを通じ本拠地球場の本塁打は筒香が最も多い。なお、横浜スタジアムでのシーズン最多本塁打は08年村田の29本。以下03年ウッズ24本、05年多村22本と続くが筒香はどこまで伸ばすか。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月3日のニュース