菅野無援…巨人 4年ぶり借金4 わずか1点3位転落

[ 2016年7月3日 06:45 ]

<ヤ・巨>6回1失点の粘投を見せた菅野だったが…

セ・リーグ 巨人1―2ヤクルト

(7月2日 秋田)
 エースの負けは消したが、白星は菅野にもチームにもつかなかった。巨人は9安打もわずか1得点で、1点差敗戦。高橋監督は精彩を欠いた攻撃陣に苦しげだ。

 「それは我々の問題かもしれないし、選手に何とか打ってもらわないといけないし、両方じゃないですか」。振るわない打線がエースの降板を早めた。6回まで併殺崩れの間に1点を失っただけの菅野に、7回2死一、二塁の打席で代打・大田が送られた。「(菅野は)そんなに悪くなかった。ただ、状況的にあそこで代えざるを得なかった」と指揮官。大田が同点の右中間二塁打を放ったが、勝ち越せなかった。代打直前に7回へ向けたキャッチボールを行っていた菅野は「あそこはしょうがない。余力を残していればああいう形にならなかった」としたが、6回98球で降板せざるを得ない展開に泣いた。

 7カード連続で初戦黒星。連敗で3位転落だ。借金4は、12年5月2日以来4年ぶり。高橋監督が「状況が違えばもっと長いイニングを投げていた」とかばえば「次は長く投げる展開で投げられれば」と菅野。その展開を打線がつくれるかどうかが、浮上への足がかりになる。(春川 英樹)

 ▼巨人・大田(7回に菅野の代打で一時同点の右中間適時二塁打)菅野さんがあれだけ頑張っていたので気持ちが入りました。走者を還すという気持ちでした。

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2016年7月3日のニュース