由伸「完璧。ホッとした」球団5人目40歳弾も実らず

[ 2015年5月28日 05:30 ]

<巨・西>5回無死一、二塁、中越えに3ランを放つ高橋由

交流戦 巨人4-5西武

(5月27日 東京D)
 2点を追う9回無死一塁。巨人・高橋由に2発目が出れば同点の場面で東京ドームのボルテージは最高潮に達した。だが空振り三振。その後1点差まで詰め寄っただけに兼任コーチは悔やんだ。

 「もう1点取れたらね…。(今季1号は)完璧でした。今年は打てるかなと不安に思うことはあったが、1という数字がついてくれて少しホッとしたね」。今季初本塁打は0―4の5回だった。無死一、二塁から野上の142キロ直球をバックスクリーンに運んだ。一気に1点差に迫る3ラン。40歳は「それなりに条件がそろわないとなかなか(バックスクリーンに)入らない。いい打撃ができた」と振り返った。

 40代での本塁打はチームでは04年の投手・工藤(現ソフトバンク監督)以来5人目。原監督も「(いい)兆しですね」と評価した。首位・DeNAに2ゲーム差に離された。それでも指揮官は先発・大竹が3回までに4点を失いながら接戦に持ち込んだ戦いぶりを「よく粘り強くね」と称えた。

 ▽大竹(巨人)通算1000奪三振 27日の西武2回戦(東京ドーム)で2回に森から空振り三振を奪って達成。プロ野球142人目。初奪三振は広島時代の03年9月26日の横浜(現DeNA)戦で吉見から。

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