大好物で英気!ソフトB中田 ナゴヤで古巣中日斬り今季初完投

[ 2015年5月28日 05:30 ]

<中・ソ>古巣の中日相手に1失点完投の中田

交流戦 ソフトバンク8-1中日

(5月27日 ナゴヤD)
 ソフトバンクの中田賢一投手(33)は27日、移籍2年目で古巣・中日戦に初登板。得意とするナゴヤドームで7安打1失点(自責0)の好投を見せ、今季初の完投勝利で4勝目を飾った。バットでも2年ぶりの打点を挙げる活躍で大勝に貢献。工藤公康監督(52)は交流戦2戦目で初勝利をつかみ、チームは貯金を6に戻した。

 慣れ親しんだナゴヤドームのヒーローインタビューだが、中田は新鮮な気分だった。移籍2年目で初となる古巣との対戦で1失点完投勝利。

 「9年間お世話になった名古屋を去るとき“ありがとうございます”と伝えられなかったので、こういう形で元気な姿を見せられて良かった」

 その胸の内を明かすと、客席の中日ファンからも拍手が送られ「中田応援してるぞー」と激励の言葉が飛んだ。移籍が決まった13年のファン感謝デーにも参加できなかったため、ようやく名古屋のファンに思いを伝えることができた。

 試合の流れは序盤でつかんだ。今季ここまで7試合中5試合で失点している初回に1死三塁とされたが、後続を斬り無失点。2回には自らのバットで、13年4月29日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来2年ぶりの打点となる中前2点適時打を放つなど、2回で6―0と主導権を握った。

 8回に失点して5年ぶりの完封こそ逃したものの、120球を投げきり「中継ぎの皆さんにもお世話になっているので、とりあえず一人で投げたかった」と安どの表情。これでソフトバンクを除く11球団からの勝利も記録した。

 ナゴヤドームでは中日時代に35勝10敗、防御率2・55をマーク。マウンドに上がるのは2年ぶりでも、傾斜のきつさ、バックネットまでの距離感、すべて体で覚えていた。「一番投げている球場なので、思っていた以上に投げやすかった。イニングを重ねても疲れを感じなかった」と話す。8回終了後には佐藤投手コーチに完投を志願した。

 福岡出身の右腕にとって、名古屋は第二の故郷。24日には市内の行きつけの定食屋に足を運び、大好物の「カニのシーザーサラダ」を食べて英気を養った。「いつかは投げると思っていた」という名古屋でつかんだ今季4勝目は、喜びもひとしおだった。

 打線も12安打8得点と中日を圧倒。交流戦初勝利となった工藤監督は「ナイスゲームです!」と興奮を抑えきれない様子で球場を後にした。過去10年間で4度優勝している得意の交流戦で勢いに乗る。

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