4番・藤原の頭部死球直後 今治西5番・山内ダメ押し打

[ 2015年3月23日 05:30 ]

<桐蔭・今治西>9回1死一、二塁、今治西・山内が右翼線適時三塁打を放つ

第87回センバツ高校野球第2日・1回戦 今治西11―7桐蔭

(3月22日 甲子園)
 3点リードの9回に試合を決めたのは今治西(愛媛)の5番・山内だ。目の前で藤原が頭部付近に死球を受け、担架で救急車に運ばれた。

 「自分で決めなければ、と思って打席に入った」とダメ押しとなる走者一掃の右越え三塁打。初回の適時二塁打と合わせて4打点を叩き出した。前監督の暴力問題で部の指導体制が変わり、1月に指揮を託された黒木太雄(たお)監督は26歳で今大会最年少。公式戦初采配での初勝利に「正直ホッとしている。何とか逃げ切れて良かった」と端正な顔を崩した。

 ▼今治西・杉内(9四死球、7失点で9回2死で降板)緊張と力みでボールが先行してテンポも悪かった。打たせて取るピッチングをもう一度思い返さないと。

 ◆負傷 大会本部は、1回戦の桐蔭(和歌山)戦で9回に左耳付近に投球を受けた今治西(愛媛)の藤原睦来外野手(3年)が、兵庫県尼崎市内の病院で「左耳下部の挫創」と診断されたと発表した。2針縫ったが検査の結果脳に出血はなく、今後の練習参加に支障はないという。

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