ヤンキース、若手有望内野手がフェンス激突 病院搬送される

[ 2015年3月23日 11:30 ]

メッツ戦でフェンスに激突するヤンキースのホセ・ピレラ (AP)

オープン戦 ヤンキース0―6メッツ

(3月22日 フロリダ州ポートセントルーシー)
 ヤンキースは22日、メッツとオープン戦を行い、この試合でホセ・ピレラ内野手(25)が外野フェンスに激突し、病院に搬送されるというアクシデントに見舞われた。

 初回、メッツの先頭打者ラガレスがヤンキースの先発サバシアから外野へ大飛球を放つと、ピレラがまっすぐ背走。しかし、フロリダの強い日差しを受けた打球はわずかにグラブをかすめてワンバウンド。ピレラは勢い余ってフェンスに激突し、倒れた拍子にグラウンドに後頭部を打ちつけた。

 頭を抱えて仰向けになったまま動かないピレラにジラルディ監督とトレーナーが駆け寄り、状況を確認。マウンドからサバシアも心配そうにセンター方向を見つめるが、幸いにもピネラは自力で立ち上がり、カートに乗って試合を後にした。

 その後、病院に搬送されたピレラはCT検査、MRI検査を受診。脳、首、背骨に異常は見つからず、同日の夕方にはキャンプ地に戻ることができた。

 ベネズエラ出身のピレラは06年にヤンキースと契約し、メジャーリーグ公式サイトが選ぶ同球団の将来有望な若手選手で25位にランクされている逸材。普段はセカンドを守ることが多いが、この日は今オープン戦で初めてセンターの守備に就き、その矢先でのアクシデントとなった。

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