難病と闘う仲間に勝利届けられず…岡山理大付“西山”の絆で夏こそ

[ 2015年3月23日 05:30 ]

<木更津総合・岡山理大付>7回途中で岡山理大付・西山(左)は大熊にマウンドを譲る

第87回センバツ高校野球第2日・1回戦 岡山理大付3―8木更津総合

(3月22日 甲子園)
 岡山理大付は血が止まりにくい血友病を患い、2日前に病院から外泊許可が出てベンチ入りを果たした記録員の西山大輝さんに勝利を届けることができなかった。

 先発の西山雅貴は球が荒れ、3点本塁打を含む7安打8失点で、7回途中で降板。エースの責任を果たせず「力不足。凄く悔しい」とうつむいた。西山大輝さんは入学時から期待が大きかった投手。背番号1を励まし続けた記録員は「チームにありがとうと言いたい」と感謝していた。絆が深まった2人の「西山」は夏を目指す。

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2015年3月23日のニュース