鳥谷くん残って!坂井オーナーお願い「阪神で野球人生全うを」

[ 2014年11月19日 05:30 ]

海外FA権を行使した阪神・鳥谷

 阪神・坂井信也オーナー(66=電鉄本社会長)が18日、海外フリーエージェント(FA)権を行使した鳥谷敬内野手(33)の残留を熱望した。球団フロントが17日に極秘で行った残留交渉は不調に終わったが、スポニチ本紙の取材に「できることならタイガースで野球人生を全うしてほしい」と改めて訴えた。また安芸キャンプでは鳥谷流出に備えて、遊撃戦争がスタートする。 

 鳥谷抜きのチーム構成は考えられない。不調のまま終わった、残留交渉から一夜明け。坂井オーナーは「本人の意思を尊重しなければいけない部分もある」とFA権行使に一定の理解を示しながらも、改めて阪神残留を切望した。

 「是非とも残ってもらいたい。フロント、現場だけでなく、タイガースファンもそれを強く望んでいる。できることならタイガースで野球人生を全うしてほしい」

 坂井オーナーの願いは来年、再来年レベルの短いスパンのものではない。中長期的展望に沿って考えてみても、鳥谷にはまだまだ力を貸してほしい―。走攻守といった目に見える部分以外でも、野球に対する真摯な姿勢は後輩たちにとって最高の手本となる。それらをすべて踏まえ、虎の総帥は「生涯タテジマ」を強く訴えた。

 前日17日の残留交渉には南信男球団社長(59)が直接出馬するなど、フロントは慰留に全力を尽くしている。そんな動きに呼応するように、電鉄本社サイドでも今後の対応を協議。従来のFA残留交渉よりもさらに踏み込んだ形の、大型契約を用意していることが新たに判明した。電鉄幹部が明かす。

 「契約に関しては鳥谷選手の希望があれば、年数に関しても柔軟に対応できるようにしたい」

 鳥谷は来季がプロ12年目、34歳のシーズンとなるが、電鉄サイドでは現在の提示から、5年もしくは6年に及ぶ長期契約も辞さない構えだ。和田監督を始めとする現場、フロントだけでなく、電鉄本社も思いは一つ。生涯、阪神―。ここへ来てメジャー移籍への流れは加速しているが、阪神グループ総出で粘りの交渉を継続していく。

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