黒田 野茂超え4年連続2桁勝利に王手「38歳で成長と言われても…」

[ 2013年7月22日 06:00 ]

<レッドソックス・ヤンキース>5回2死二、三塁、イグレシアスの時、暴投で三走・カープが本塁突入も黒田がタッチアウトに

ア・リーグ ヤンキース5―2レッドソックス

(7月20日 ボストン)
 ヤンキースの黒田博樹投手(38)が20日(日本時間21日)、後半戦初登板で今季9勝目を挙げた。レッドソックスを相手に7回5安打2失点にまとめ、敵地フェンウェイ・パークで初勝利。日本投手初の4年連続2桁勝利に王手をかけた。

 気温36度、湿度70%の過酷な条件の中、黒田が今季最速タイの96マイル(約154キロ)を計測したのは、2点を返された7回2死一塁。イグレシアスに投じた102球目だった。104球でこの回を投げきった38歳は「あそこを2点でしのげたのが大きかった。壊れてもいいというくらいの気持ちで投げた」と話した。

 地区首位を走るレ軍との3連戦。初戦を落とし、この試合も負ければ8ゲーム差に広がる状況だった。今季2度の対戦は0勝2敗、防御率6・75。「同じ組み立てではやられる。頭を使わないと」と配球を変えた。右打者には外角ボールゾーンからストライクになるバックドアのシンカーとスプリットを有効に使い、最後は内角。被打率・444と打ち込まれていた3番ペドロイアを3打数無安打に封じ込んだ。

 1点リードの5回2死二、三塁では暴投となったが、素早いベースカバーで本塁に突入した走者をタッチアウト。若々しい動きに「常に体に染み込ませてやってきたこと」と胸を張った。

 前半戦最後のツインズ戦で29球団勝利を手にし、野茂英雄に並んだ。そして、その野茂も成し得なかった4年連続2桁勝利に王手をかけた。「一生懸命やった結果が、そうなればいいかなと思う」と控えめだが、防御率(2・65)リーグ2位の右腕にジョー・ジラルディ監督は「去年より成長している」と評価。「38歳で成長と言われてもどうかなと思いますけど」と照れ笑いを浮かべた黒田だが、その成長曲線に終わりは見えない。

 ≪自己記録も更新へ≫日本投手の連続2桁勝利は、昨季までの黒田と、野茂英雄が95~97年、01~03年に記録した3年が最長。あと1勝で、黒田が記録を更新することになる。黒田は日本時代の連続2桁勝利も01~03年、05~07年に記録した3年が最長で、自己記録の更新も懸かる。

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