4連勝中3度目!サヨナラの虎 再奪首!またマートンだ逆転弾

[ 2013年6月10日 06:00 ]

<神・ロ>マートン(中央=9)の逆転サヨナラ弾に大喜びでポーズを決める藤浪(左)ら阪神ナイン

交流戦 阪神4-3ロッテ

(6月9日 甲子園)
 左翼席はロッテファンで黒く染まっていた。阪神・マートンはそこに叩き込んだ。白球はひときわ輝き、甲子園を歓喜に導いたばかりか、2日以来の首位に返り咲かせた。

 「普段はホームランを打つんじゃなくて、ヒット、ヒットのバッターだけど、9回はラッキーイニングになっているんじゃないかと思うよ」

 10、11年に最多安打のタイトルを獲得したマートン自身も、VTRのような劇弾に驚く。6日西武戦で来日初のサヨナラ本塁打。わずか3日後に同じ甲子園、同じ左翼席に逆転サヨナラ弾だ。月間2本のサヨナラ本塁打は球団史上初の快挙だ。

 「同じバットだよ。アウトの時も使っていたけどね」。そう、ラッキーバットだ。前回サヨナラ本塁打を放った打席でヒビに気づき、バットを交換。「ラッキーバットになりました」と大喜びしたものだ。1点を追う9回無死一塁、ロッテの守護神・益田が外角に投じた初球スライダーをファウル。2球続けたスライダー、真ん中だ。見逃すはずがなかった。

 日本に来て4年目。来日当初から打席に入る際、バッターボックスの地面に必ずバットで十字架を描く。「みなさんはなかなか信じることは難しいかもしれないけど、神様のおかげだと思う」。敬虔(けいけん)なクリスチャンは、見守ってくれる神に感謝した。これからはラッキーバットにも感謝するだろう。

 藤浪の甲子園での不敗神話。和田監督は「ベンチが総力戦で何とかひっくり返そうという雰囲気になっていた」と振り返る。マートンも言った。「甲子園で2回優勝していて、今年も負けていないことは知っていた」。一振りで黒星を消し去り、神話を継続させた。「去年の甲子園もテレビで見ていたけど、ミニダルビッシュと言われていたね。小さくはないけど。若いってこと」。1メートル85の自身より、12センチも高い19歳右腕を左翼から頼もしく見守っている。

 4連勝中、サヨナラ勝ちは3度。貯金も今季最多の12とした。マートンは「いい場面で打てている。これを続けていきたい」と誓った。前回の首位は1日天下で終わったが、今回はそうはさせない。

 ≪逆転サヨナラ弾は3年ぶり≫マートン(神)が逆転サヨナラ本塁打。阪神の逆転サヨナラ本塁打は鳥谷が10年7月20日広島戦でマークして以来3年ぶりになる。また、自身サヨナラ本塁打は6日西武戦に次いで2本目。月間2本のサヨナラ本塁打は平田(中)が11年6月4日西武戦、5日ロッテ戦と2試合連続で記録して以来セでは14人、16度目。阪神では1リーグ時代を通じマートンが球団史上初めてだ。

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