スカウト絶賛!桐光・松井 早実14人から8連続含む10K

[ 2013年6月10日 06:00 ]

マウンド上で笑顔を見せる桐光学園・松井

練習試合 桐光学園7―3早実

(6月9日 早実)
 昨夏甲子園で1試合22奪三振の大会新を樹立した桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)が9日、早実(西東京)との練習試合に5回途中から登板。8者連続を含む10三振を奪うなど、4回1/3を無安打に抑えた。打者としても9回に右越えソロを放ち、今春センバツに出場した強豪に7―3で勝利した。

 いつもの躍動感はない。それでもセンバツを経験した早実打線を、松井は簡単に抑えた。7回2死からカーブで見逃し三振に仕留めると、ここから振り逃げを含めて8者連続三振。最後の打者も直球で空振り三振を奪って試合を締めた。

 「全力でいかなくていい場面もあった。(夏は)力をセーブして余力を残して連戦に対応していければいい」。80%の力で打者14人を無安打に封じ、8回は1イニングで4奪三振も記録した。

 桐光学園は今月から5日間の合宿を4度繰り返す。6日から1回目の合宿中で、左腕は投げ込みを封印し走り込みをこなす。朝からグラウンド10周、ポール間走も20往復する。「追い込んできたので体が重かった」。そこでリリースポイントに力を集中。軽く投げているように見えるが、ムチのような腕の振りでボールに力を伝えた。

 日本ハム・斎藤を擁し、06年夏の甲子園を制した早実の和泉実監督も「(松井を)一生懸命にもさせられなかった。夏に全国を獲ろうとしたときは力の配分も必要。その覚悟でやっている感じがあった」とうなった。

 打撃でもセンスのよさを見せた。「右翼を越えるぐらいだと思った」。先頭の9回、右越えに高校通算8本目のソロアーチを放った。7月7日に開幕する神奈川大会では横浜、横浜隼人の強豪がそろうブロックに入った。「目の前の相手を倒すだけ」。練習試合でどれだけ快投しても、松井に油断はなかった。

 ▼桐光学園・野呂雅之監督 小生意気と見えるかもしれないが、抜くところは抜いて投げることができていた。

 ▼巨人・藤本スカウト 腕の振りが素晴らしい。変化球でもスライダーでも同じだからバットを振ってしまう。

 ▼阪神・北村スカウト いろいろと試していた。あれだけ三振を奪うのだからものが違う。 

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