大谷 “エリア11”左中間へ2二塁打「流していれば結果は出る」

[ 2013年6月10日 06:00 ]

<ヤ・日>2回無死、日本ハム・大谷は左中間へ二塁打を放ち、ベース上で右手を握る

交流戦 日本ハム10-4ヤクルト

(6月9日 神宮)
 まるでリプレーを見ているかのように、日本ハム・大谷の糸を引くような打球は左中間で弾んだ。そして二塁へ。この試合でも2本の二塁打は、狙いすましたようにいずれも左中間へ運んだ。

 「左方向は意識しています。あっちに打とうと思っていますし、それが出ているうちはいいと思います」

 2試合連続で座った5番。2回は先頭で145キロ外角直球を捉えてチャンスメーク。今浪の右前打で2点目のホームを踏んだ。4回は2死一、二塁から初球の147キロをこれも左中間へ。打球はフェンス上部の金網を直撃。惜しくもプロ初アーチとはならなかったが、5月9日の楽天戦(札幌ドーム)以来の打点も稼いで「うまく風に乗ってくれて良かった」と笑みをこぼした。

 「基本的に流していれば、結果は出ますから」。絶対の自信を持っている左方向への打撃。ここまで全21安打中、内野安打を除く18本中11本が中堅より左方向で、さらに10本の二塁打中、6本が左中間。もはや大谷が打席に立てば、左中間ゾーンは完全に「エリア11」と化している。バットコントロールが巧みで、右肩が開かない。スイングスピードも速いので、ボールをぎりぎりまで引きつけてからでも芯で捉えられるから逆方向でも打球は伸びる。

 栗山監督は「あれが翔平の打球だよね。俺は(本塁打)いったかと思ったけどね」と笑ったが、これで5番では15打数8安打。18歳は中軸での起用にもしっかり応えているが「まだ引っ張る打球を打てていない。甘い球に力んでしまったり。そういうときにしっかり打てるようにしたいですね」と満足はしていない。

 次に見せてくれるのは高校通算56発のパンチ力か。二刀流ルーキーの実力は底知れない。

 ≪安打は左方向が62%≫大谷が左中間へ二塁打2本。今季の二塁打10本中、実に6本を左中間に放っている。それ以外の二塁打は左翼2、右中間1、右翼線1。単打を含めた全安打で見ても中堅から左方向が21本中13本で約62%。外野フライも左翼3、中堅2、右翼0と逆方向を意識した打撃が目立っている。

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