日本高野連「週末指導」前向き回答へ 健全化委員会開く

[ 2012年12月18日 19:39 ]

 日本高野連は18日、大阪市内でプロアマ健全化委員会を開き、元プロ野球選手が約5時間の研修を受ければ週末など一時的に学生の指導が可能になるようプロ側が求めた提案に対し、学生側でも独自に研修を行うなどの条件付きで前向きに回答することを決めた。来年1月の次回のプロ側との合同協議会で伝える。

 また、日本高野連は高校などの監督になるために必要な学生野球資格の回復条件についても、緩和を前向きに検討することも明らかにした。現在は元プロ選手が学生を指導するには高校などで教諭や臨時講師を2年以上務めることが条件となっている。

 同委員会の西岡宏堂副委員長は「この10年、選手会を中心に球団やコミッショナーも改善に取り組んでいた」とプロ側の姿勢を評価した上で「(プロ側は)これで終わりじゃないだろう。今後協議していく」と話した。

 元プロが学生を指導するための条件について、プロ、学生側の両者は合同の協議会を設置して2月から議論を開始した。プロ側からの研修案の提示を受け、学生側が受け入れを検討していた。

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